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偉人伝

『 三好学 』

我が国の植物学の礎を築いた、桜と菖蒲(しょうぶ)の研究の世界的第一人者。文久元(1862)年生まれ、昭和14(1939)年没。 岩村藩・江戸藩邸で生まれ、幼年を岩村で過ごす。わずか18歳で、小学校校長(光迪小学校)に就任。その後、東京大学理学部生物学科を経て、大学院へと進み、植物学の研究を続けた。在学中ドイツ留学を命ぜられ、帰国後35歳の若さで東大教授に就任、理学博士の学位を受けた。東大教授在学中に発表した研究論文は100編、その著書も100冊に及ぶと言われている。 城跡公園内にある広さ1,000㎡の菖蒲園は、彼にちなんで菖蒲が植えられている。見頃は6月。