いわむらアーカイブ詳細

花菖蒲

『 農村景観日本一地区 』

東から西に少し傾斜した穏やかな岩村盆地の中に、瓦と白壁の昔ながらの農家や土蔵が点在する農村景観が展開し、周りは盆地を形成する緑の低い丘や遠く三河・尾張と境を接する山々が二重・三重に連なっているのが、この農村景観の特徴。 眼下に広がる田園は、総面積約150haあり、岩村町の約半分を見ることができる。「農村景観日本一」の称号は、平成元年に全国の環境問題を専門に研究している、京都教育大学・木村教授が付け、マスコミが一斉に報道し一躍脚光を浴びた。ここに佇めば、春夏秋冬・朝な夕な・日本が戦後失ってしまった「心のふるさと」、そして古代・仁徳天皇が見たであろう“カマドの煙”の景色をも彷彿と感じとることができる。 また、この景観は「第7回日本のむら景観コンテスト」の集落部門で農林水産大臣賞(最高賞)も受賞している。