1843年(天保14年)~1924年(大正13年)
明治期の実業家、政治家。幕末から明治の変動期に岩村町再建に努力した大庄屋で、旧家浅見家の9代目当主。岐阜県議会議長や衆議院議員を歴任した。
明治時代の交通形態の変化で衰退する岩村城下町を復興するため私財を投げ打ち、1906年(明治39年)に岩村-大井間に全国で13番目の電気鉄道(岩村電気軌道)を開通させた。工事は旧小沢街道(一部は現阿木川ダム湖底)の渓谷約10kmなどの難工事の連続であったといわれている。
現在はその偉業をたたえ、城址公園にある銅像山に氏の銅像が建てられている。